情報リテラシー教育

「ケータイはさっぱりくらいがちょうど良い」~ネット安全安心全国推進フォーラムより~

2009年2月 5日 (木)

ネットスターのセキです。

冬の土曜の昼下がり、暴風にさした傘ひん曲がり雨に打たれ訪れた霞ヶ関、2009年1月31日(土)に実施された「ネット安全安心全国推進フォーラム」を聴講してきました。

090131_1_2  090131_2

タイトルに掲げた「ケータイはさっぱりくらいがちょうど良い」、この言葉はフォーラムにパネリストとして登壇した女子生徒が自分とケータイとの付き合い方について述べた言葉です。

ケータイは結局ツール、それにふりまわされては本末転倒、といった意味合いのこの台詞、経験から得たものだからこその説得力ある言葉です。

フォーラム第1部では、「子どもとケータイの付き合い方」について、現役の高校生・大学生の話しを聞きます。

登壇した4人の学生さんの優秀なこと!

コーディネーターからの質問に、自身の経験から得た考えを伝えてくれていますから、説得力が違います。

オトナの立場で心配だと思うような「ケータイ・ネット依存」についても、程度によっては、彼女たちには成長過程での経験のひとつ、セキ世代でいえばファミコンばっかりやっていたり、や本ばっかり読んでいたりした時期と同じことなのかもしれない、とも思いました。
結構なオトナになった私にも、今でも思い当たるふしも多々あるわけですから。

もちろん、彼ら彼女らは現役学生のなかでも特にリテラシーの高い方々でしょうから、だれもがこのように経験し、考えられるわけではないと思います。

なぜこんなにしっかりしているのでしょう?
やはり、ここはおやごさんのお力がくっきりと影響していました。

「情報リテラシーについて教えられたことは?」という質問に対し、「パソコンの使い始め時期に親から指導を受けた」「(先に親の管理下でパソコン・ネットを使っていた)兄に教えてもらった」というコメントが。

教えてもらうことには限度がある、最終的には実践して失敗し、身をもって体験しないと、という意見ももちろん出ていましたが、今回の4人に関しては考え方のベースがある程度できているからこそ、自らの経験から学ぶことができたのだろうと感じています。

親と自分との関係についてのコメント、いくつかご紹介します。

・子どもはケータイの扱い方はうまいけれども、トラブルへの対応方法はわからない。
 そこは親に教えてもらわなければならないところ。

・親にはいろいろな面で協力的であって欲しい。
 ケータイの中を見られるのは絶対にイヤだけど、何かと話しを聞いてもらえると良い。
 その方がトラブルは避けられると思う。

・親への感謝、ありがとうは照れくさくて直接はいいづらい。
 だけど、メールならきちんと伝えられる。

・・・大人の立場から、必要だと考えてきたこと、やっぱり子どもの側でも同じことを思ってくれているのですね。

表現方法など、まるでネットスターが日々いろいろな場所でお伝えしていることと同じだったりしますから、この学生さんたちには完全に脱帽です。

物心ついたときからケータイ・インターネットが存在した平成生まれの学生の話しには、昭和生まれの私には大きな大きな世代ギャップを感じることも多々、その他教育現場からの報告など興味深いトピックがいくつも紹介され、あっという間の4時間でした。

仕事としても個人としても、有意義な会だったと心底思っています。

フォーラムの様子は、徐々ににニュースサイトなどでも取り上げられてきていますので、随時ここでもご紹介して参ります。

▼NHKニュース:子どもの携帯 危険性の教育を
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013900241000.html

▼IT Media +Dmobile:子供たちは今、ケータイをどう使っているのか(2009.02.03)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0902/03/news112.html

▼マイコミジャーナル:教師・生徒が語る"ケータイ利用の現実" - オトナができることは?(2009.02.05)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/02/05/childmobile/

▼10代のネット利用を追う:現役高校生・大学生がケータイについて語る「ネット安全安心全国推進フォーラム」<前編>(2009.02.05)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/teens/2009/02/05/22332.html

長野市フルネットセンターのご紹介 その1:メディアリテラシ活動

2008年6月17日 (火)

初の長野新幹線でおよそ1.5時間、犀川沿いの「長野市フルネットセンター(以下フルネットセンター)」にお邪魔し、ご利用中のサービスのご感想を伺ってきましたネットスターのセキです。

今回は、フルネットセンターの取り組みについて少しご紹介します。
フルネットセンターは1998年の長野オリンピックの際に開設された、世界各国から集まる報道記者向けのメディアセンターを前身としてオープンしました。設立から10周年を迎えた今年4月からは、地元のテレビ局「テレビ信州」が指定管理者として運営を行っています。

テレビ信州のホームページでは、実施予定の事業として以下の3つが紹介されています。

インターネットは怖くない!5:「学ぶ」ということ

2007年5月17日 (木)

引き続き、情報モラル教育についてのお話を紹介します。

=============

松田先生「自分が持っている情報技術を、うまく使っていくための見方・考え方や態度を学ぶことが重要です」

チェーンメールはいけないこと、だから変なメールは転送しない!
これはわかりやすい例です。情報モラル教育の成果のひとつといえるでしょう。

しかし自分が情報を発信する側におかれた場合にはどうすべきか、ということも学んでゆくのが情報教育です。

インターネットは怖くない!その4:「3種の知識」であんしんインターネット-3

2007年5月15日 (火)

引き続き、情報モラル教育のお話です。

日常モラルと情報技術の知識を身につけたのに、インターネットが怖くて使えない・・・のでは元も子もありません。
そこで、この二つの知識を下敷きに、自分で判断するための考え方を学びます。これを「合理的判断の知識」と呼びます。

インターネットは怖くない!その3:「3種の知識」であんしんインターネット-2

2007年5月11日 (金)

引き続き、「情報モラル教育」について、東京工業大学の松田先生、東京経営短期大学の玉田先生にお話を伺います。

==========

従来の指導法では行き届かなかった、「未知の事象にも適切に対応できる」ようにするための「3種の知識指導法」とはどのようなものなのでしょうか?

インターネットは怖くない!その2:「3種の知識」であんしんインターネット-1

2007年5月 9日 (水)

今回は、東京工業大学の松田先生、東京経営短期大学の玉田先生のお話しを紹介します。

●情報モラル教育とは

ある程度の判断能力・知識がついてからコンピュータやインターネットに接してきた、私たち大人。それでも時々、インターネット上の噂に惑わされたり、間違った情報を信じてしまったり。

まして、生まれたときから情報化社会で雑多な情報に囲まれている子どもたちなら、なおのこと心配は多くなります。
ですから、インターネットをはじめとする情報機器を使用する際に自分やほかの人に悪い影響を与えることがなく、適切な行動が取れるように学習する必要があるのです。
これを総称して「情報モラル教育」といい、小学校では「生活」、中学校では「技術・家庭」、高校では「情報」という授業で取りあげられています。

松田先生・玉田先生のお二人は、このうち主に高校生を対象に、子どもたちが本質的に事柄を理解し、実践できるようにする指導法、「3種の知識による指導法」を開発・実践しています。

インターネットは怖くない!その1:専門家に会いに行く

2007年5月 8日 (火)

ネットスターのセキです。

ご家庭で安心してインターネットを使うためには、ぜひフィルタリングを!というわけで、フィルタリングの仕組について少しお話ししてきました。
一方で、忘れていただきたくないのは「フィルタリングがあればあんしん!」ではない、ということです。
お子さんが安全にインターネットを使うために一番重要なのは大人が子どもたちを守ることです。
フィルタリングはそのための手段のひとつにすぎません。

では、そのほかにはどうやって子どもを守る方法があるのでしょう。

まず、インターネットの安全な使い方を教えましょう!・・・どうやって?

「インターネットは危ない」「インターネットは怖いところ」とばかり聞いていたら、お子さんは怖い怖いが先に出てしまい、インターネットにマイナスイメージを持つ心配があります。
また、「何々するべからず!」のべからず式の教え方では、「ダメって言われたからしない!」「怒られるからしない!」と、本当の理解・学習ができないかもしれません。

これは、私たちがフィルタリングの重要性をお伝えするときに陥っているジレンマでもあります。

「危ないのはわかったけど、じゃあどうすればいいの?!」

と思っていたところ、大学で情報モラル教育の研究に取り組んでいる先生がいるという記事を目にして、詳しいお話を伺うために、東工大大岡山キャンパスにお邪魔してきました。

お話を伺ったのは、東京工業大学の松田稔樹(まつだ としき)先生と東京経営短期大学玉田和恵(たまだ かずえ)先生。

お二人は子どもたちの情報モラル教育のための指導法や教材を開発なさっています。


東京工業大学大岡山キャンパス




















初めて訪れた東工大大岡山キャンパス、とにかく「広い!」案内図を持っていってよかったです・・・
キャンパス内の「木」も立派。「樹」という表記の方が似合います。




これ、キャンパスの真ん中ですよ!

都心の大学がひたすら上へ上へと高層ビル化しているのに比べて、この贅沢な環境。

この環境で日本と世界を支える頭脳が育っているのですから、地球の未来は明るいです。

しばらくしてお約束の場所に到着、松田先生・玉田先生にお会いすることができました。

次回は、情報モラル教育に関するお話をご紹介します。

関連記事はこちら

ご挨拶

NetSTAR
ネットスター株式会社が運営する子どもとインターネットについてのブログです。

記事内検索

Google

ブログ内検索
WWWを検索

最近のトラックバック



スパムメールに困ったら…
~迷惑.jp meiwaku.jp~
meiwaku.jp