初の長野新幹線でおよそ1.5時間、犀川沿いの「長野市フルネットセンター(以下フルネットセンター)」にお邪魔し、ご利用中のサービスのご感想を伺ってきましたネットスターのセキです。
今回は、フルネットセンターの取り組みについて少しご紹介します。
フルネットセンターは1998年の長野オリンピックの際に開設された、世界各国から集まる報道記者向けのメディアセンターを前身としてオープンしました。設立から10周年を迎えた今年4月からは、地元のテレビ局「テレビ信州」が指定管理者として運営を行っています。
テレビ信州のホームページでは、実施予定の事業として以下の3つが紹介されています。
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1.子供から大人まで幅広い市民を対象にした「メディアリテラシー活動」
2.ネット被害防止に向けた啓発活動と、万が一被害にあった場合の駆け込み寺としての「ネット110番」
3.地域の情報化推進と生活の向上に向けた「ITと文化活動」
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1つめの「メディアリテラシー(メディアリテラシ)
」という言葉、最近新聞や雑誌などでも目にするようになってきているのですが、みなさんはご存知でしょうか?
長野市フルネットセンターの湯田さん(テレビ信州の報道部次長でもあります)は、メディアリテラシへの取り組みを「情報を見極める目と、正しく活用する方法を身につけること」と説明してくださいました。
テレビ信州ではローカル局ならではの地域密着の顔の見える展開で、地域の中学校・高校の生徒たちとの交流などを通じてメディアリテラシ活動に取り組んでいます。
テレビ局という情報発信の大きな責任を担っている”メディア”での取り組みですから、根っこには「情報は受け取るばかりではなく、発信するものでもある」という姿勢があります。そして、インターネットもまた重要なメディアのひとつであり、かつ広い範囲への情報発信が誰でも容易に行えるツールです。
以前、都内の大学の先生方から伺ったインターネットの利用方法を通じた「情報モラル教育」についてのお話をご紹介しました。名称と中心に据えた情報伝達方法(メディア)は違えど、考え方の芯はまったく同じです。目の前にある情報をいかに正しい基準で判断し、どうやって使うか。子どもだけでなく、私たち大人にも要求されるスキルです。
実は、私自身もつい最近、報道機関から発信された情報をどう見るか、悩んだばかり(プライベートでですが)なので、今回お話しを伺いあらためてその必要性を実感しました。
メディアリテラシに関するテレビ信州の実績と取り組みは、今後も長野市フルネットセンターの運営に活かされてゆくことと思います。
現在、全国に公営のインターネット施設があります。それぞれインターネットの活用と安全な利用についての活動を行っていますが、フルネットセンターのように本質的なメディアリテラシに取り組んでいる施設はまだ少ないと伺いました。
情報を取り扱うための「考え方」と「手段」を同時に学ぶ必要性を、湯田さんはこのように例えます。
「漢方薬を飲みながら、特効薬も飲む」
すなわち、漢方で体質改善しつつ問題の根をつぶしながら、何か起きたときのための対症療法に特効薬を、ということでしょう。
メディアリテラシのなんたるかを、わかりやすく表現なさっているな、とあらためて感服しました。
この例え、私の語彙引き出しにしっかり入れて、ぜひ使ってみたいと思っています。
※テレビ信州と長野市フルネットセンターのメディアリテラシに関する活動報告は、本年度からはこちら、過去の活動報告はこちらからご覧になれます。
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