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ネットスターのタカハシです。
昨日、福島県郡山市まで日帰りで出張してきました。
福島県内の企業などで構成されている「福島県ネットワークセキュリティ連絡協議会」の定例セミナに講師として呼んでいただいたのです。
協議会の事務局をされている福島県警サイバー犯罪対策室のS警部補が、タカハシが講師を担当した警察大学校での講義を受講されていたご縁から、今回の講師の候補として思い出してくださったようです。ありがたいことです。
弊社は当然ながらフィルタリングについての全般解説を担当。
他にIPAさんからの情報漏えいに関する講演なども含む、午後半日コースのセミナです。
さて弊社としては持ち時間60分で何を話すべきか、いろいろ考えた末、
1)フィルタリングについての七つの誤解
2)フィルタリングの導入効果
3)フィルタリングの導入ケース
という三段構成としました。
タイトルも、当初事務局からいただいた案「フィルタリングと防犯対策」では範囲が狭すぎるかなと思い、
「フィルタリングの仕組みと活用~企業から家庭まで~」に変更してもらいました。
実際には企業の方だけでなく、自治体の方の参加も多かったので、「~職場から家庭まで~」のほうが適切だったかもしれませんが…。
内容のうち2)と3)については、このブログでも何度か触れられて居るものと近いのですが、
1)の切り口については、今回のセミナ向けに初めてまとめてみました。
新聞やテレビの取材の際に、毎回のように質問される「フィルタリングへの先入観から来る誤解」のうち、特に多いものを集めてみたもので、例えば
・サイトは「良い」「悪い」いずれか片方に分けられている
のような感じです。
通常業務の合間に準備の作業を進め、なんとか期限までには講演資料を仕上げて、事務局に提出することができました。
東京より寒いかなと覚悟をしていたのですが、当日は暖かな陽気。
郡山市内の会場には120名もの参加者が集まる盛況でした。
<男性参加者の比率が高いのが印象的でした>
張り切りすぎたせいか、後半は時間不足でやや駆け足気味でしたが、タカハシの出番も大過なく終了。
<IPAさんの講演はファイル共有ソフトとウイルス感染による情報漏えいについて>
講演後、普段ご自宅で使われている某ウイルス対策ソフトのおまけ機能のフィルタリングについて「実用に耐えますか?」とこっそり聞きにこられた方もいらっしゃったりして、まだまだ家庭でのフィルタリングは普及の初期段階であるなと改めて実感しました。
普及啓発がミッションのひとつであるIPAさんとは異なり、ネットスターは講演に割けるヒト・モノ・カネも少ないのですが、今回のような「フィルタリング技術と実用例の理解」をテーマにした講演については、これからもなるべく多くご協力していきたいところです。
今回はよい機会を与えていただき、あらためてありがとうございました。>S警部補
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2007/11/19 21:22追記
初出時、福島県警サイバー犯罪対策室を、福島県警サイバー犯罪対策課と誤記しておりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
こんにちは。ネットスターのヨシイです。
今回も「第六回 家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を皆様に紹介していきます。
最終回の今日は「中学生と大人の距離感」をご紹介します。
現在、子どもたちの様々なネットトラブルが報道されています。しかし、そこには相談相手としてなど「頼りになる大人」があまり登場しないように思います。
いまどきの中学生がネットでトラブルに直面したときの相談相手や、そのトラブルに会わない為の教育など、中学生とネットと大人をとりまく現状をご紹介します。
まずは相談状況についてご紹介します。
みなさんは中学生の頃、困ったことに直面した際、誰かに相談していましたか?
両親、友達、先生など自分の身近な人に相談していたのではないでしょうか。
またインターネットを使い始めてから、困ったことに直面した際には、パソコンに詳しい人に相談するという人が多いのではないかと思います。
では、見ず知らずの人とも簡単にコミュニケーションが取れるようになった今の中学生はネットで困ったことがある際、いったい誰に相談しているのでしょうか?
「もし、インターネットでなにかトラブルがあったとき誰に相談しますか?」との質問に7割以上が「両親」と回答しました。
以下「学校などの友達」「兄弟」「インターネットで知り合った友達」と続きます。また、「警察」と回答した中学生が1割以上という結果には驚きました。中学生にとって警察は意外にも身近な存在なのですね。
これを学年別に見ると、「両親」と回答した比率が学年が上がるにつれ急に低下していることが分かります。
その代わり、「学校などの友達」「インターネットで知り合った友達」などの比率が高くなる結果となっています。
また、中3女子にいたっては「頼りになる人がいない」も1割以上となるなど、学年があがるにつれ相談相手が変化している結果となりました。
相談相手の1位が「両親」という結果だったのは、中学生らしい結果になったのではないでしょうか。
しかし、「頼りになる人がいない」との回答者が各学年1割前後でいることがわかり、早急にこの子達が相談できる人、場所が必要になるのではないかと思いました。
また、「ネットトラブルについて実際に相談したことがある」回答者は2割近くで、その相談相手もやはり「両親」との回答が圧倒的に多い結果となりました。
実際に相談したことがあるという回答が2割程度なのはやはり少ない方なのでしょうか。
そして、「実際に相談したことがある」回答者のうちの9割以上が「頼りになった」と回答しました。
これは相談する子どもも相談される大人も安心できる結果になったのではないかと思います。
親はネットのことはあまり詳しくないといわれていますが、中学生と比べると人生経験が豊富です。やはり中学生と比べてトラブルの解決方法(または解決してくれるだろう人・機関)は親のほうが詳しいはずです。
また、親に相談することによって精神的にも楽になるのではないかと思います。
ネットの事に限らず、日頃から困ったことがあったら相談する・される信頼関係が築けている証拠だと思います。
さて、次はネットモラル教育の実態についてご紹介していきます。
「ネット上でコミュニケーションとる際、他人に悪影響を与えることがなく、適切な行動をとれるようにする為」の教育、それがネットモラル教育ですが、私が子どもの頃には受けた記憶がありません。
思い返してみても高校生の時に「ネチケット」という言葉を聞いたことがあるような気がするぐらいです。ちなみにその頃は一生懸命ポケベルを鳴らしていました。
現在ではインターネットはあって当たり前。そんな状況の中、どれくらいの中学生が「ネットモラル教育」を受けたことがあるのでしょうか?
ネットモラル教育を受けたことがありますか?との質問に3割以上があると回答しました。
最近、未成年者のネットを通じたトラブルや事件が多数報道されるなか、3割という数字は多いか少ないか微妙なところですね。
ではその内容はどうだったかというと、「役立った」との回答が6割以上を占める結果となりました。
しかし、ネットに詳しいと回答した回答者では4割以上が「役立たなかった」、ネットに詳しくないと回答した回答者の1割以上が「よくわからなかった」という結果になりました。
同じ中学生でもそれぞれの習熟度の差による理解度の差が明確になったのではないでしょうか。
私はセミナー講師として講義する機会があるのですが、学年別、男女別で理解度や関心度に差があると感じることがあります。
この辺は今後、どういったカリキュラムで、どのように進めていくのかなど、子どもたちに教える私たちが抱える課題ではないかと思います。
そしてそういった教育だけでなく、インターネットを利用できる環境を与える保護者も子どもたちが安全に楽しくインターネットを利用できるよう、利用方法やルールの取り決め、子どもの年齢や経験によって利用できるサイトを決めるなど、子どもと一緒に取り組みながら、子どもたちを導いていかなければいけないのではないかと感じました。
さて、6回にわたり「第六回 家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
最後まで今回の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
みなさま方の中には、普段あまり知ることの無い内容だったこともあり、驚いた方もいらしたのではないかと思います。
記事をお読みになったご感想はもちろん、子どもたちによるネットの使い方の実態など疑問に思っていることがありましたらコメントなど頂戴できるとうれしいです。
私もわずかとは言えセミナーなどで子どもたちや学校の先生がたとお話する機会があり、そこから得られた実感や日頃の業務から得られた知識などを総動員して、なるべくご期待に添える回答ができるようがんばっていきたいと思います。
ネットスターでは今後もこういった調査を行っていく予定です。その際はまたご紹介していきたいと思います。ご期待ください。
こんにちは。ネットスターのヨシイです。
今回も「第六回 家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を皆様に紹介していきます。
5回目の今日は「今どきの中学生の架空請求被害とファイル交換ソフトの利用実態」についてご紹介していきます。
まずは架空請求被害についてご紹介します。
みなさんは「ワンクリック詐欺」をご存知ですか?
「ワンクリック詐欺」とは迷惑メールのURLやホームページの入り口と思われるボタン等をクリックすると、突然、「入会申込の手続きが完了しました」などのメッセージが表示され、お金を請求される架空請求サイトです。
振込手続きを促すために、利用者の個人情報を取得したと錯覚させる文言等をあわせて表示させます。
もともとアダルトサイトに見せかけたサイトで多く見られる手法だったのですが、最近ではアダルトサイトだけでなく、一般・芸能ニュースや生活情報、ゲームの攻略サイトなど非アダルトのサイトも登場するようになりました。
大人でも被害者がでるサイトです。
まして、中学生はちょっと気になる芸能ニュースやゲームの攻略サイトがあればクリックしてしまうでしょう。そんな中学生の架空請求被害状況はどうなっているのでしょうか?
今回の調査では、2割以上の中学生が「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスしたことがあると回答しました。10人中2人がアクセスしたことがあることになり、ちょっと多いかなと思いました。
また、習熟度別で見ると、「(自分は)インターネットに詳しいと思う」と答えた回答者の「ワンクリック詐欺サイト」アクセス経験は「ネットに詳しくない」と答えた回答者に比べ10%も多い結果となっています。
やはり習熟度の高いユーザの方がいろいろなサイトにアクセスしてる分、「ワンクリック詐欺サイト」アクセス経験は多いですね。
では、どういうサイトから「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスしてしまったのでしょうか?
最も多いのは掲示板サイトです。
その次に一般的な検索サイト(検索結果)、アダルト的なサイト、ゲームのサイトと続きます。
アダルトが3位というのは意外な結果になったのではないでしょうか?
掲示板に書き込まれている内容によって「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスしてしまう率は変わるとは思うのですが、多くの掲示板では情報源のURLを書き込むことが日常的に行われています。
自分の興味のある事柄についての情報源を見ようと思って「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスしてしまったらちょっとびっくりしますよね。
2位の検索サイトもそうです。
もちろん検索するワードに左右されますが、検索ワードが非アダルトだった場合、「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスしてしまったらとてもショックではないかと思います。
では、クリックした後の行動ですが、9割以上が「無視した」と回答しており、「お金を払った」はゼロでした。
中学生も「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスしてしまってもお金を払わなくていいことを知っているんですね。その辺は安心しました。
また、他にも「親に相談した」という回答が約1割あったのにも安心しました。
というわけで、架空請求被害についてはいかがだったでしょうか?
いずれにしても今回の調査で被害にあわれた方が一人もいなかったことがなによりでした。
さて、続いては音楽ダウンロード実態です。
子どもたちのネット利用にはかかせない音楽ダウンロード。
この項目では中学生だけでなく大人も身に覚えがあることもあるのでは?と思います。ドキッとしないでくださいね。
まずは音楽ダウンロードの現状からご紹介します。
大人にも身近な音楽ダウンロード。中学生も6割以上が利用したことがあるという回答でしたが、どんなサイトからダウンロードしたの?
というと7割以上が正規のサイトからと回答しました。
しかし、非合法かもしれないサイト、非合法だとはっきりしているサイト、ファイル交換ソフトを利用して、や友達からもらったなど正規サイト以外から入手している中学生も多数いることがわかりました。
この状況はどうでしょう?なんとなく大人も同じような使い方をしているような気がします。
では、中学生も利用していると回答したファイル交換ソフト。
いったいどれぐらいの中学生が利用しているのでしょうか?
これについては、6割以上の中学生が「ファイル交換ソフトについてよく分からない」と回答する一方、1割以上の中学生が「自分で使っている」という回答でした。
以下、学校などの友達が使っている、親が使っている、兄弟が使っていると続きます。
今回の結果では3割以上の中学生の周りでファイル交換ソフトが利用されているという結果になりました。
中学生にとってファイル交換ソフトは身近なひとつのツールのようです。
また、学年・性別別にみると、中3男女ともに利用率が高い事がわかります。
学年が上がるにしたがい、利用率も高くなっていることが伺えます。
現在、ファイル交換ソフトを自宅でも使用禁止にしている企業や団体が多数あるなか、ご家庭内での利用率の高さにびっくりしました。
便利な反面、いろいろと批判が多いファイル交換ソフト。「子どもが勝手にインストールしていた」という話もよく耳にします。一度、利用方法を話し合ってみてはいかがでしょうか?
さて、今回のワンクリック詐欺と音楽ダウンロードの実態いかがだったでしょうか?
調査結果の紹介も次回で最終回。最後は中学生がネットで困ったときの相談状況やネットモラル教育の実態をご紹介する予定です。
お楽しみに。