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ネットスター、第6回家庭向けインターネット利用実態調査結果の紹介 その4~今どきの中学生はネット内でどんな風にコミュニケーションを取っているの?~

2007年10月 3日 (水)

こんにちは。ネットスターのヨシイです。

今回も「第六回 家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を皆様に紹介していきます。

前回はコミュニケーションサイトにおけるネットいじめについてご紹介しましたが、4回目の今日は、ネット内におけるコミュニケーションの現状と個人情報書き込みのリスクの認識についてご紹介します。

皆さんはネットで知り合った人と実際に会ったことはありますか?
現在、多くの大人がmixiのようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用していると思います。

「SNSの中に母校のコミュニティを見つけ、久しぶりに同級生とコミュニケーションを取った」人や、「同年代や近所の人とのお花見や飲み会をした」人など、最初からネットの向こう側にいる人たちと会うことを前提にしたコミュニティが存在しています。

同じ学校だった人、同じ趣味を持った人など、少しでも自分と共通点がある人と気軽にコミュニケーションがとれるのはインターネットの楽しみの一つといえるでしょう。

それでは中学生の場合はどうでしょうか?
「インターネットで知り合った人と実際会ったことがありますか?」という質問に対して、9.3%の中学生が「会ったことがある」と回答しています。

Survey41

つまり、10人に1人が実際に会ったことがあるという結果です。

積極的な中学生もいるものですね。

実際に会ったときの状況ですが、「グループで会った(同年代のみ)」が35.4%、「二人きりで(同性と)」が33.3%、「二人きりで(異性と)」が18.8%、「グループで会った(大人も一緒)」が10.4%、という結果になりました。

同性・異性を問わず、「二人きりで」と答えた中学生が同年代・大人を合わせた「グループ」よりも多い結果となりました。この結果は大人たちの想像を超えているのではないしょうか?

では知り合った場所はどんなサイトだったのでしょうか?
今回の調査では上位から「SNSやコミュニティサイトの掲示板」、「自分の持っているブログ・プロフ」、「趣味のサイト」となっており、「出会い系サイト」の回答はゼロでした。

Survey42

世間一般では出会い系サイトが危険といわれていますが、子ども達はちゃんと、危ないところを理解しているようで安心しました。

では、実際出会いの場として利用されているサイトはどれぐらい普及しているのでしょうか?
次に「知り合った場所」で2位だったプロフ・ブログの所有率についてご紹介します。
第二回にご紹介したプロフ・ブログ。中学生はどれぐらい持っていると思いますか?

今回の調査では4割以上が「自分のプロフ・ブログを持っている」と回答しました。

Survey43

学年別にみると、なんと中3女子の所有率は6割以上で、次に中2女子で4割以上という結果でした。やはり女子に圧倒的に人気があるようです。

Survey44

プロフ自体、存在を知らない大人が多い中、子どもたちの間ではプロフはかなり身近な存在といえるでしょう。

では、中学生は自分のプロフ・ブログをどんな人が見ていると思っているのでしょうか?

Survey45

1位はやはり「友達」。その後に「自分と同年代の人」、「同じコミュニティを利用している人」「見ず知らずの大人」と続きます。

「自分の知らない人が、自分のプロフ・ブログを見ている」と正しく認識できている中学生は想像以上に多い結果となりました。

しかし、プロフ・ブログの普及率が高い中3,2女子では「見ず知らずの大人」が見ているという認識をしている人が約3割しかなく、「見ず知らずの大人」が見ているかもしれないという意識が薄いという結果となりました。

また、個人情報の書き込みのリスクについて聞いたところ、9割以上が「自分の住所を掲示板やブログなどに書き込むことが危険だ」と回答しました。

次いで「自分の写真」、「本名」、「友達の写真」が約8割で続きます。
しかし、「メールアドレス」は約6割、「自分の家の最寄り駅やよく行く建物の名前」は4割まで下がります。

Survey46

「メールアドレス」はいつでも変更できるので「何かあればすぐに変更すればいいや」ということでしょうか?

また、「自分の家の最寄り駅やよく行く建物の名前」は見ず知らずの人で自分のところまでわざわざ来る人はいない、もしくは、ネットで友達になった人に「近くに着たら連絡してね」といった考えで書き込みしているのでしょうか?

ネットは友達や同年代の子以外にも見ず知らずの人がいつでも見ることができます。
そのためネットをきっかけとしてストーカー被害にあうことは十分考えられます。

私は仕事上、プロフを見る機会があるのですが、この結果どおり「自分の家の最寄り駅やよく行く建物の名前」を書いている子は多いと感じます。

(もちろん本名、顔写真など上位にランキングしている項目を記載している子も見かけますが。)

ある子はプロフには写真、学校名など、その気になれば会いに行けてしまうぐらい個人情報を自分のプロフに書き込みしており、見ているこっちが心配になるくらいです。

ある日突然見ず知らずの人が目の前に現れないよう個人情報の記入には十分注意しましょう。

現実の世界で、なんの接点もない人ともコミュニケーションを取ることができるのがインターネットの楽しみの1つです。

ネットで知り合った人と実際に会ったり、自分のプロフ・ブログを持ったりすることそれ自体が危険であるとは思いません。

しかし、まだ心が成長段階にある中学生の場合、大人と比べ警戒心よりも好奇心が勝ってしまう可能性があり、危険な目にあうことも十分考えられます。

実際の生活の中で「見ず知らずの人」に声をかけられたからとついて行ったり、「見ず知らずの人」に個人情報を話したり、なんていうことはまずないと思います。

このように実際の生活の中では大人も子どもも警戒していても、なぜかネットの世界になるとその警戒心を忘れてしまう傾向があります。

いくらコミュニティサイトで知り合い、そこでコミュニケーションを取ったとしても、「知らない人」には変わりありません。もしかしたら嘘をついているかもしれませんし、うまく誘い出そうと優しいフリをしているだけかもしれません。

大人でもその判断は難しいのに、まだ判断力の弱い子ども達がいつも正しく判断できるとは限りません。

ネット上で知り合った人と実際に会う際は、子どもが「どんなサイト」で知り合った「どんな子」と「どこで」「だれと一緒に」会うのかぐらいは把握しておくようにしてください。

おなじみの学校や塾の友達と遊びにいくときには、「誰とどこそこにいってきます」と行き先と帰宅時間を伝える、という約束をしているご家庭が多いと思います。

知り合った場所に関係なく、子どもが新しい友達について自然に話しができる関係であれば良いのです。
お母さん・お父さんも、ネット上で知り合った人だからといって、頭ごなしに禁止したりするのは禁物ですよ。

次回は架空請求被害とファイル交換ソフトの利用実態をご紹介する予定です。
お楽しみに。

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