ネットスターのタカハシです。
本日も、総務省から発表された「平成18年度電気通信サービスモニターに対する第2回アンケート調査結果」の中身を詳しく見ていきたいと思います。
※クリックすると大きな画像が開きます。
フィルタリングの設定が必要とされる年齢について、「回答者の98.0%が12歳に達するまで、86.7%が15歳に達するまで、50.3%が18歳に達するまで必要であると考えている」と総務省側が総括しているところがあります。
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文章のほう、ちょっと分かりにくい表現ですが、ここではつまり、一般に子どもが成長するに従って、次第に「そろそろフィルタリングは要らないね」と考えるわけで、その区切りの年齢がどのあたりにあるのかを質問しています。
これはなかなか興味深い質問項目です。
「年齢別にフィルタリングの基準を分けるべき」という主張は、ニュアンスの差はあれ、子ども向けのフィルタリングの議論をしていく中では必ず出てくるお話。
まぁ今回の調査では、「年齢別にフィルタリングの中身を調整していく(緩めていく)」ということまでは踏み込まず、いわば「何歳までフィルタリングが必要でしょうか?」という聞き方に留まっていますが。
さて、グラフをあらためて眺めてみると、15歳と18歳が大きな区切りになっていることが読み取れます。
一方、12歳(小学校から中学校への進学)のところについては、総務省の総括コメントでは一応の区切りとして数値が記されていますが、グラフ上ではそれほど大きな差には感じられませんね。
ここでちょっと心配なのが、この「小学生・中学生の間はフィルタリングが必要だが、高校生になったらもう不要」という保護者側の感覚の根拠がどこにあるのかというところでしょう。
実際に出会い系サイトの被害者の年齢別分布を見ると、「高校生が57.7%、中学生が42.0%」(出所:警察庁「平成18年警察白書」)とのことですから、とても中学を卒業したら安心というわけにはいかないようです。
またオンライン詐欺についても、たとえばブロードバンド推進協議会の調査では、大人も含めた分布で、15~19歳の層での被害が最も多いという結果が報告されています。
※こちらの調査は、14歳以下については対象外なので、中学生の被害が高校生よりも多いか少ないかについては分かりません。
もしかすると、高校生になると通学でも遊びでも、行動半径もグッと拡がるので、ネット上での判断力についても、もう一人前と考える保護者が多いのかもしれません。
しかし、こうした数値を見る限りでは、例えばフィルタリングであればいきなり全てを解除してしまうのではなく、一部のカテゴリについては制限を続けるとか、フィルタリング以外でも、困った時にはすぐ支援できるように、むしろ中学生の時よりも積極的に子どものことを気に掛けるとか、保護者側からの支援や見守りが必要そうですね。
明日以降も引き続き、総務省の調査結果を詳しく見ていきます。
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