親と子のネット利用に大差!保護者のネット利用行動と問題意識が明らかに~ネットスター調査より~

2008年4月23日 (水)

ネットスターのセキです。

ネットスターでは第七回「家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を公開しました。

今回の調査は、小中学生のお子さんをお持ちのお父さんお母さん約2000人の方を対象に実施しました。
前回の調査(2007年7月)では、中学生のお子さんを対象に調査をしましたので、親子の意識差も比較することができます。

ちなみに、お答えくださった保護者の方々の年齢は40代がボリュームゾーン。ネットスターのフィルタリングサービスユーザのボリュームゾーンとも合致する世代ですから、個人的にも興味津々。

気になるポイントを、グラフと一緒に少々ご紹介いたします。

※正式発表は、上のリンクからじっくりとご覧ください。

■インターネット利用はパソコンで、携帯電話はメールのみ!
インターネット利用はパソコン、携帯はメールだけ、という方が多いようです。

08042301 ⇒⇒⇒ 08042302

08042303

■ブログもプロフもSNSも、見ない持たない使わない、が3割

意外だなと思ったのは、「ブログ・SNS、掲示板などのコミュニケーション系サイトを閲覧しない」という方が3割もいらっしゃるということ。

08042304

ブログや口コミサイトなどを見ていますと、30代40代、結構元気な印象を受けていましたが・・・何事も、体感・経験に頼ると視野が狭くなる、の好例でした。肝に銘じます。

この項目、昨年のお子さん対象の調査ですと、ケータイでネット利用する、自分でブログを持っている、という中学生がそれぞれ4割を超えていましたから、親子のネット利用にはだいぶん差があります。

利用方法の差は、当然知識の差にもつながりますから、親御さんはもう少し注意して情報を集めてみる必要があるのかもしれません。

そのほか、お子さんが使うコミュニケーション系のサイト(掲示板機能などがついているサイト)について、気にしているのはなんですか、という質問の回答を見ると、男親より女親の方が心配性、といった結果も。

これは子育て一般の話しにとどまらず、社会生活を営む上で、共通する意識差のあらわれなのかもしれません。「見てるところが全然違う」ツボが違う、という話しでしょうか。

話題が横道へ向かっていますので、最後にもうひとつ。

■携帯電話フィルタリング、詳細部分の認知はまだまだ

今回の調査では、「携帯電話フィルタリングについて」も伺いました。
携帯電話のフィルタリングが「無償で提供されている」ことは、全体の4割強の方がご存知です。
が、実際にどのようにフィルタリングを行っているか、という項目についてはまだまだまだ知られておらず、正答してくださったのは2割に満たず。

08042305

08042306

まだまだまだまだ、フィルタリングについて、お伝えしきれていないことはたくさんあるな、と今回もまた痛感する結果となりました。

参考までに、先週総務省より公開された調査もご紹介します。この「平成19年通信利用動向調査」の中では、パソコンでのフィルタリングと携帯でのフィルタリングの認知度・使用度も発表されています。

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08042308

使用度については、前年度との調整による結果ですので、見え方に若干の難がありますが、利用者は確実に伸びているようです。

当社の調査と単純比較することはできませんが、特に携帯電話の認知と理解度については、概ね合致した結果と言えるのではないかと思います。

さて、まだまだまだまだフィルタリングについてお伝えできていない部分は多々ある当社、先日政府広報「峰竜太のナッ得ニッポン」という取材を受けました。番組は、こちらでご覧になれます。

▼政府広報WEB
http://www.gov-online.go.jp/pr/media/tv/nattoku/movie/20080404.html

この回では、携帯フィルタリングについてわかりやすく解説されています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

フィルタリングの鍵を握っているのはURL

2008年3月 3日 (月)

ネットスターのタカハシです。

最近、携帯電話でのフィルタリングサービス(いわゆる「有害サイトアクセス制限サービス」)について、さまざまな問題点を指摘するマスコミ報道が増えていますね。また個人のブログで問題について言及・解説されているケースも見られます。

ネットスターも、携帯電話会社各社へフィルタリングサービスで使われるURLリストを提供している立場から、様々なご指摘については決して他人事ではいられないところです。連日の報道内容やネットでの論調などをなるべく注意深くひとつずつ見ています。

その中でも特に、「一見有害とは思えないサイトも見られなくなる⇒なんらかの改善が必要」という指摘が特に多くなっています。

携帯向けのフィルタリングの場合、サービス設計の仕様上、職場や学校・家庭などで使われているパソコン向けのフィルタリングとは違う点がいくつかあるため、現在指摘を受けている状況の原因はほぼすべてが携帯特有の話と言ってもそれほど大きな間違いではないかなとは思います。

たとえば最近のテレビ番組や雑誌でしばしば取り上げられている

▲ホワイトリスト方式で、携帯電話会社の公式サイト以外がすべて見られない
  (学習塾や英会話学校の予約などに支障)

▲ブラックリスト方式で、コミュニティ系のサイトが一律規制されているため、大手ブログや掲示板サービスを利用していると、内容に関わらず見られない
 (地域のサッカーチームなどの連絡掲示板や、自治体が運営している特定サイトなどの利用に支障)

▲宗教カテゴリを規制対象にしている携帯電話会社のサービスでは、観光地にもなっているような有名な寺社サイトが見られない

などの点は、そのよしあしは別としていずれも、

「規制対象カテゴリの選択が携帯電話会社の設定のまま固定」
「特定サイトの規制解除機能が提供されていない」

といった仕様面での特徴を持つ、携帯電話向けサービスならではの弊害として説明することが出来ます。

またこうした問題については、ようやく運営側の関係者の間での認識が共有されつつあり、2月27日の総務省検討会でも、「改善していくべき点がある」との表現に至っています。

ただしすべてが携帯特有の話というわけでもなく、その他の問題点ご指摘の中には、フィルタリングの本質につながるものも含まれていますので、本日の記事ではこの背景についての解説をしてみたいと思います。(前段が長くなりすぎました。)

まず、フィルタリングの仕組みについては、本ブログでも簡単にはご説明してきたと思うのですが、現在主な技術要素となっている(※注)のは「URLを判定の材料にする」というものです。

(※注 これ以外にサイトに含まれている単語や画像を判断材料に用いるフィルタリング技術も提供されていますが、様々な問題から、アダルトなどごく限られた分野でのみ補助的に実用化されているのが現状です。)

もちろんここで「URLを材料にする」といっても、URLに含まれる単語そのものを見ているわけではなく、ウェブサイトを特定するための「住所」として使っているという意味ですね。

たとえば

http://△△△.□□□.jp/○○○/×××.htm

のようにURLという表現の決まりごとを使うことで、世の中のウェブサイトのほとんどの場所が簡単に特定できるようになっているわけです。

ですから予めサイトの内容を確認しておいて、たとえば

http://△△△.□□□.jp

というサイトが、ほぼすべてスポーツの話題で占められていると判断できる場合には

http://△△△.□□□.jp⇔スポーツ

のように、URLとコンテンツのカテゴリを結びつけた上で、URLリストに追加しておきます。

そのURLリストを使っているフィルタリングユーザーが「スポーツ」を閲覧規制の対象として選んでいた場合、傘下のパソコンから

http://△△△.□□□.jp

はもちろん、

http://△△△.□□□.jp/○○○/×××.htm
http://△△△.□□□.jp/
○○○/△△△.htm
http://△△△.□□□.jp/
△△△/□□□.htm
http://△△△.□□□.jp/
×××/□□□.htm

のようなリクエストが来た時にも、URLリストを照合するとすべて「スポーツ」という回答が戻ってくるために、閲覧は規制されるということになります。

これがURLフィルタリングの仕組みの大前提です。


ただし実際には、URLリストへの追加・登録の方法は、上記のような「ドメイン」単位には限りません。

http://△△△.×××.jp/○○○/⇔スポーツ
http://△△△.×××.jp/△△△/⇔芸能人

のように、コンテンツの配置や分布の状況に合わせて、ドメインより下の「ディレクトリ」のレベルや、さらに低い階層の「ファイル」単位でリストへの登録をすることも可能です。

またこれとは逆に、

http://△△△.□□□.jp⇔掲示板

ではなく

http://□□□.jp⇔掲示板

としてリスト登録した場合には

http://×××.□□□.jp
http://
○○○.□□□.jp
http://
□□□.□□□.jp

のようにサブドメインが変わっても、□□□.jp全体をすべてひとつのカテゴリ(この場合は「掲示板」)として取り扱うこともできるようになっています。

さらにはたとえば、掲示板サイトの中にアダルト画像ばかり貼り付けられているスレッドや違法薬物の取引情報ばかりが書き込まれているスレッドがあった場合、

http://△△△.×××.jp/⇔掲示板
http://△△△.×××.jp/×××/⇔アダルト
http://△△△.×××.jp/□□□/⇔薬物

のように、悪質・有害なものについては、サイトの一部だけを特定してリストへ登録することも可能です。

このようにリスト登録することで、当該サイトの全体は掲示板として扱い、特定カテゴリについてのみ、規制対象と扱うことが出来ます。

こうした仕組みを前提に、ネットスターのようなフィルタリングリスト提供企業では、様々なウェブサイトを毎日見て回って、URLリストへの分類登録を行っているわけです。

この際、サイトの内容を判断している専任スタッフは、カテゴリを決めるだけでなく、それぞれのサイトのどの位置でURLリストに登録するのかについても最終判断を行っています。

またこのようなURLリスト登録作業についてネットスターでは、「不正コード配布」などの特殊カテゴリを除き、「全件について目視での確認をしています」との説明をしています。

しかし実際には上記のように目視の目的そのものが、単純な「コンテンツ内容の確認」だけでなく、特徴的な内容把握をしながらも、いかにサイトの構成(URL面での構造)にも配慮しながらの判定をしていくかという面も持ち合わせています。

したがって、URLリストへ登録されるURLの全件について人力で確認しているのは確かなのですが、その際にサイト内の「全ページ」を見ているわけではないというわけなんです。

この点については、単純に「全件を目視しているから安心です」と言ってしまうと、こうした裏側の仕組みをご存知ない一般の方にとっては、すべての「ページ」を見ていると素直に思われる可能性が高いわけで、ここはもっと明確に区別しながら説明していくべきですね。

さてさて、すっかり長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

携帯フィルタリングについては、「改善の必要」ということまではハッキリしてきましたが、実際にどう改善していくのかという点については、まだこれから詰めていく段階といえます。

ネットスターとしても、これまでに培ってきたノウハウと技術を元に、少しでも全体的な状況改善のお役に立ちたいと考えておりますので、引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

ご質問コメントへのご回答:運営しているサイトをフィルタリング対象にするには?

2008年2月27日 (水)

タカハシです。

先日、ちょっと変わったご相談を当ブログ記事へのコメントの形でいただきました。

コメントされた方は、趣味のイラストサイトをご自身で個人的に運営されているそうなのですが、中には成人向けの内容(性的なイラスト)も含まれている由。

サイト上に「18歳未満の方の閲覧・利用(会員登録など)はお断り」と自主的に明記しているが、趣味サイトの範疇では、それ以上の難しい認証の仕組みなどを導入することは叶わず、18歳未満の方の利用に伴うリスクが、個人でのサイト運営上の難問のひとつと。

いっそフィルタリング用のリストに自ら登録を希望することで、18歳未満の利用者の閲覧を少しでも排除できないものかというご相談でした。

サイト運営をされている方ご自身からのご連絡をいただくケース、特に最近は増える傾向にあるのですが、「フィルタリングの対象外にしてもらうにはどうすればよいのか」や「成人向けコンテンツだけをフィルタリングの対象として、それ以外についての過剰な規制を防ぐためにはどうすればよいのか」といったものがほとんどですから、上記のご質問をいただいた時には、ある意味、ビックリいたしました。

さて、肝心のご質問への答えとしては、ネットスターのコーポレートサイトのお問い合わせページなどからご一報をいただければ、リサーチセンターでの目視分類作業の対象候補への追加自体は可能です。

※お問い合わせの際には、[お問い合わせ種別]では【サイト運営者(コンテンツプロバイダ)の方からのお問い合わせ】をお選びください。

ただし、リサーチャーによるサイト確認の結果、ご期待にそえない(と表現するのが適当か分かりませんが…)場合もありますので、あしからずご了承ください。

また、個別に「確認の結果、このカテゴリに登録されました」などのご連絡もいたしておりません。

以上、簡単ですがコメントご質問へのご回答まで。

「親子で話そう!子どものあんしんインターネット」おすすめコンテンツ

2008年2月20日 (水)

ネットスターのセキです。

「親子で話そう!子どものあんしんインターネット」では、ご家庭での安全なインターネット利用についての情報をお知らせしています。

検索ワードや読者のみなさんの動きから、おすすめしたいコンテンツをご紹介します。

▼フィルタリングって何?どうやって悪質サイトをブロックするの?

▼安心・安全チェック!子どものあんしんインターネット検定

▼子どもの情報モラル教育について
東京工業大学松田准教授、東京経営短期大学玉田助教授のインタビューより

▼いまどきの子どもとインターネット(ネットスター調査報告他)

▼インターネットあんしん・あんぜんご相談窓口

▼ルータ1台で家じゅうあんしん!インターネット悪質サイトブロックサービス for BBルータ
※サービス詳細はこちら

▼安心実感!ユーザ様のお声を紹介します

▼携帯電話でのフィルタリングについて(ネットスター株式会社のページ)

上記のほかにも、コメントやブログなどを通じて寄せられたご質問への回答や、関連記事などをご紹介しています。

ぜひご覧になってみてくださいね。

「フィルタリング」についてのご質問にお答えします

タカハシです。

先日、悪質サイトブロックサービスを実際に利用されているお客様のお話を直接お聞きする機会に恵まれました。

(当日の詳しい様子は、既に本ブログでもエントリーされていますので、そちらをご覧ください。)

今回出席された方の中に、ご自身のブログの中で「当日話せなかった内容」として、ご提案や疑問点を三つほど挙げられている方がいらっしゃいましたので、遅まきながらそれらについて補足のご説明をさせていただきます。

1)悪質サイトと認定した過程や基準の透明性が求められるだろう

まさにその通りですね。

ネットスターが行なっているカテゴリ分類の対象には、「悪質」でないものも多く含まれていますので、正確には「カテゴリに分類する際の基準そのものや、作業基準についての透明性を高めていくべき」ということになるかと思います。

ご家庭でフィルタリングサービスをお使いのお客様が、フィルタリング対象となるカテゴリを決めていく際には、どのような内容のサイトがどのカテゴリに分類されるのかを、予めなるべく正確に知っていただく必要があります。

これまでのフィルタリングは、多くの場合、職場や学校でシステム管理を担当されている、いわば「プロ」の方が使うものでしたので、それほど詳しい説明を必要としない部分がありました。

したがってこの分類基準の説明なども、ご家庭で保護者のみなさんにご利用いただくには、まだまだ不十分なところがありそうです。

ある意味、フィルタリングがネットスターのような専門業者と、利用者の方の共同作業で初めて成り立つ技術である以上、利用者のみなさんにお伝えしていかなければならないことが多く残っているということを肝に銘じて進んでいきたいと思います。

2)一度分類された結果は二度と変更されることがないのか

ネットスターのURLリストに登録されたサイトは、一定期間ごとにシステムによる巡回を行い、サイトの存在や内容を確認します。内容に大幅な変更があったと思われるものについては、再度リサーチャーによる目視確認を行なう仕組みになっています。

したがって、申告いただかなくても、サイトの内容が変わってしばらくするとカテゴリも変更されるのが本来の姿ということになります。

ただし、いわゆる「悪質サイト」の場合には、弊社に内容の変更をご連絡いただくケースは極めて稀ですね。
ご想像の通り、新しいサイトを立ち上げられてしまい、我々がそれをまた見つけるという繰り返しになることがほとんどです。

3)個人的に対象サイトを見つけて連絡したらリストに追加されるのか

こちら、現時点では弊社のURLリストを採用した製品やサービスをご利用のお客様であれば、当該製品・サービスのサポート窓口経由でご連絡をいただくことが可能です。

もちろん、いただいたURLを元に、リサーチャーがそれぞれ内容確認等を行いますので、必ずしも全てがご連絡の内容どおりにURLリストに追加されるわけではありません。また、登録結果については個別にはご回答できない場合もあります。その点はご了承ください。

さらに、弊社のサービス等をご利用でない方からも、こうした「気になるサイト」について、広くご連絡をいただく仕組みについても検討をしているところです。

既に迷惑メールについては、こうした受付の仕組みがあるのですが、フィルタリング(閲覧規制)についても、より多くの方から情報をご提供いただくことで、URLリストの一層の充実をはかっていきたいと考えております。

貴重なご提案、ご質問をいただきありがとうございました。

やはり実際のお客様からは、貴重な(時には耳の痛いような)フィードバックをいただけるものです。

これからもこうした機会を増やしつつ、より役立つ製品・サービスを実現させていきたいと思います。

ご挨拶

NetSTAR
ネットスター株式会社が運営する子どもとインターネットについてのブログです。

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